作曲家あるいは、演奏家の心の動きを表現したものであると私は思います。 当然のごとく、それぞれの音は直接何かを表現したものではなく、全体として作曲者あるいは演奏家の 心を表現したものであります。したがって、その音には、静かな音もあれば、大きな音もありますし、 美しい音もあれば、激しい音もあります。
 日本のクラッシックファンの多くは、クラッシック音楽の一面にすぎない、繊細な音や甘美な音、 静かで美しい音にのみ感動し、それ以外の、たとえば、圧倒されるようなエネルギー 感や、強靭な意志につらぬかれた世界観ともいえるような音楽構成といったものには、 あまり関心がないように思います。
 自宅でのクラシック音楽の再生、CDまたはLPによる再生においても、これは住宅事情も大いに 関係しますが、一般に小さめの音で聞いている場合が多いようです。 私は、家庭での視聴においても、クラッシック音楽の本当のすばらしさは、 大音量再生でないと得られないと断言します。ただ単に、旋律や楽器の音を聞き分けるだけならば、 ラジカセでも、ゆうせんでもいいから、小さい音で聞ければ十分です。しかしながら、 前述のクラッシック音楽のすべてを堪能するためには、大音量を出せるオーディオおよび リスニングルームが絶対に必要になってきます。 これはまた後でも述べますが必ずしも高級な装置に広い専用のオーディオルームが必要ということを意味しません。 しかしながら、やはりある程度の投資は必要なようです。