趣味のページは、院長の20年以上続いているオーディオとクラシック音楽趣味のページです。2000年11月16日に掲載を開始し、2001年9月14日で掲載を一時中断しておりましたが、2003年6月より、従来の内容を再編、改訂、加筆し、そして、新たな内容を加えてお送りします。
 おかげさまで、この趣味のページは、大変御好評をいただいており、毎日100名以上、毎月3000名以上の方にご訪問いただいております。今後とも、時代の進歩に沿いながらも、何者をも恐れることなく、真のオーディオ趣味の醍醐味、楽しみを追求する内容を目指していきたいと思います。
 さて、2002年から2003年にかけて、マルチチャンネルのDVD-Audioソフトは、残念ながらあまり発展が見られませんでしたが、マルチチャンネルのSACDソフトは充実し、それに伴って、マルチチャンネルのハード(プレイヤー)も充実してきたことにより、マルチチャンネルを本格的に試聴できる環境が出来てまいりました。私も、今年になって、たくさんのマルチチャンネルソフトを買い込み、また、現時点で最高グレードのマルチチャンネルプレイヤーを投入して、検証いたしました。
 結論から申しましょう。21世紀は、マルチチャンネルの時代です。16ビットの世界であるCDの時代は、終わりました。少なくともハイエンドオーディオといわれる、究極のオーディオ趣味の世界では、こう断言できます。
 以下のページでは、2000年11月の第1回から、2001年9月の第6回までのすべての内容を再検討し、マルチチャンネル再生に適合させるよう、最小限の修正と加筆をいたしました。
 第7回以降は、マルチ再生に限定して、内容を充実させていきます。従来からの2チャンネル再生に関しましては、2001年9月の第6回掲載分までの内容で、すでに十分書き尽くしておりますので、そちらをご覧ください。
 それでは、じっくりとご覧下さり、オーディオ趣味の世界の奥深さ〜楽しさを感じて下さい。


 




 まず、はじめに、1999年にはSACDが出現し、2000年秋にはDVD−audioが登場し、早速、 私も導入いたしました。残念ながら、いまだソフトの絶対数が不足しており、それらに関する 完全な評価は下せないでいますが、はっきりいえることは、アナログレコードの音質をすべての 面で完全に上回っていることであります。そして、当然のことながらCDのそれをも上回っている ことも確かですが、決してまだまだ、現行のCDも捨てたものではないということも確信しました。
 私はクラシック音楽を聴くこと、そしてオーディオ趣味には3Kがあると思います。3kとは 快感快楽感動です。 巷で言われている、きつい汚い給料が安いの3Kではありません。 クラッシック音楽を聞くときの快感 自分の好みのオーディオで聴く、好みの音の快感 そして、その音に浸る快楽 そしてこれは常にあるわけではありませんが、時々得られる深い感動 をより多くの 人に感じてもらいたい。
 またすでに実際のコンサートホールで聞くよりも、はるかにオーディオ的 にも音楽的にも高いレベルにある現在のオーディオ装置の性能を、一部のオーディオマニアだけではなく、 多くの音楽ファンの人々に堪能していただくためにこのホームページを作成しました。
 クラッシック音楽もオーディオも趣味のものであり、各自好きな人が好きなように楽しめばよいものです。 しかしながら巷ではいまだに「CDはデジタルだから音がよくない。LPレコードはアナログだから自然で CDより音がいい」とか「アンプのトーンコントロールは、音が悪くなるから使ってはいけない」 あるいは「スピーカーは、壁や床から離して設置するべきである。壁や床にくっつけると低音が2倍 出るから良くない」とかの声を一部のオーディオマニアから聞いたりあるいは雑誌に正しい設置法として、 堂々と書いてあったりします。これらは、残念ながら、すべて間違いです。
 またお金をかければ いい音が聞けるかというとそうでもありませんしもちろんある程度の投資は必要ですがそれが できなければまったく駄目というものでもありません。
 ここで私は、自分の研究と経験から、 クラッシックファンあるいはオーディオファンの.皆様に役に立つと思われることを、 既成の固定概念にとらわれることなくまた、何者をも恐れることなく、大胆な提言をしていきたいと 考えています。
 特に、オーディオ機器のセッティング使いこなしには1冊の本になるほどの ノウハウがあります。これらは順を追って少しずつお見せしていこうと思っています。




 第2回目の今回は前回のお約束どおりオーディオ機器の選定とセッティングを中心に 前回を総論とすると今回は各論に入っていきたいと思います。
 選定とセッティングの各論を述べるにあたり、まず前提としてここではっきりさせて おかなければならないことがあります。それは、前回から述べているように以下は あくまでもクラッシック音楽再生が目的であり、主としてオーケストラ音楽再生に ついて述べたものであると言うことです。クラッシック音楽と一言で言うことなかれ、 オーケストラ音楽と室内楽とは同じ音楽であっても、再生のポイントは全く異なると 言ってもいいかもしれません。
 オーケストラ音楽再生の難しさは、わずか3メートル 程度(オーディオルームの広さによって異なる)のスピーカーの間に120人の フルオーケストラをさも目の前で演奏しているかのように、あるいは10メートル くらい前で演奏しているかのように、しかも美しいホールトーンを伴って実際の コンサートホールよりも明らかに優れた音響で再生しなければならないところにあります。
  以下に述べるノウハウは、私の経験と研究から得られた知識のごく一部ですが、 ほとんどのオーディオ雑誌にはかかれていないことでありひそかに役立つところ 多いものと確信しております。

ここで本論に入る前に一言!

 前回も初めのほうで述べていますが21世紀は間違いなくデジタルの時代であると言えます。 1982年にソニー(日本)とフイリップス(オランダ)が開発し発売したCDは、 既に完全に市民権を得ましたが、発売当時の音質は確かにあまり良いものではありませんでした。 何かしら潤いのなさや音の硬さ響きのつまらなさが感じられてアナログレコードに帰って いったオーディオファンや音楽ファンも多かったと記憶しています。
 しかし万一、あなたが今だにCDの音は良くないアナログレコードのほうが音質が良いと 思っているようなら早速CDプレイヤーを買い替えるべきです。CDプレイヤーの音質は ここ数年で劇的に進歩しました。10数年前の50万円の最高級CDプレイヤーの音質より、 最新の10万円のCDプレイヤーのほうが歴然とすべての面で優れています。また、最新の デジタル技術で聞く最高級CDプレイヤーの音質は、最新の優れた録音のCDならば高級な DVDAudioプレイヤーの音を100点とすると90点は取れるであろう、それはそれは 素晴らしいものです。  録音現場でもクラッシック録音は、既に完全に100%デジタル録音です。デジタル 録音の初期は、デンオン(日本コロンビア)の開発したPCM録音機(テープ使用)が使われる ことが多かったようですが、最近はコンピューターのハードディスクに直接録音するのが普通です。 アナログ録音とデジタル録音を比較すると、特にクラッシックのオーケストラ音楽の場合は 低域の解像度エネルギー感空間の解像度見通しが、断然デジタルの方が優れています。 ポップス系の音楽録音では、いまだにアナログのマスターテープが使われることがあるよう ですがそれはアナログ録音の解像度の低下やエネルギー感の低下を逆に音楽形成に利用して のことでしょう。
 デジタル録音方式には大きく分けると、DVD系のハイビットハイサンプリングのPCM録音と SACD系のダイレクトストリームデジタルと呼ばれる1ビット系の2とうりが存在しますが いずれの方式も優れた音響を聞かせてくれます。詳しいことは機器の選定セッティングの 項で述べますが、意外な盲点はCDがアナログレコードよりいい音で鳴っていないシステムは、 DVDにしろSACDにしろいい音はしないことが多いことです。アナログレコードとCD、DVD、 SACDのセッティングは、異なると心得るべきです。アナログレコードがベストの状態になる ようにスピーカーやアンプその他を調整すると、総じてCDやDVDはいい音で鳴りません
 デジタルはアナログを超えます。すでに完全に超えています。この最新のデジタル技術の 恩恵を受けずして死ねるかその素晴らしい音を聞かずして死ねるか、私は最近そういう 感慨を持つに至っています。



 第3回目の今回は、オーディオ機器のセッティングとオーディオルームのセッティングについてです。
 セッティングとは何か? 簡単に言えばオーディオ機器をどう設置してどうつなぐかです。 なぜセッティングについて何ページも述べることがあるのか?それは高価なオーディオ機器 を生かすも殺すもセッティング次第だからです。
 完璧にセッティングされた一式30万のオーディオは、適当に設置してつないだだけの一式 100万のオーディオより確実に良い音がします。これは間違いありません。もし、あなたが 高価なオーディオ機器を買う予算が無いから良い音が聴けないと思っているならば、以下のページは 無料で現行の機器をグレードアップしてくれるかもしれません。
 以下は、私のオーディオのノウハウの中で最も重要なところです。多少情報量が多いので プリントアウトしてじっくり読まれることをお奨め致します。

ここで本論に入る前に一言!


「効率の良い趣味?科学的な趣味?」

 オーディオ趣味は、非常に効率のよい趣味だと思います。効率が良いとはどういうこと?
 それは音楽を聴いている間中心地良い気分になれるからです。最初に言いました3Kです。 快感快楽感動がそれをやっている間ずっと続くような趣味はなかなかありません。
 車趣味にせよスキーにせよ実際にやっている間は意外に短いものです。車趣味の場合は 本当に楽しく飛ばせるのはせいぜい1日1〜2時間でしょう。それ以上は疲れます。スキーに したって3時間でリフト15回乗っても実際に滑っているのはせいぜい30分です。その前後 の準備や往復を考えると非常に労力と時間がかかるある意味では効率の悪い趣味です。
 それに引き換えオーディオの楽で楽しいこと!!ただし運動不足になりやすい趣味なので 注意は必要かもしれません。楽しい趣味と言いましたが、問題が生じた場合は悩み考え 解決しなければなりませんので決して能天気な趣味ではありません。
 また、オーディオは、非常に科学的な趣味です。ある意味では医学より科学的です。 (この意味は一般の人には理解できないだろうなあ!) 何か手を加えて音が良くなるときは、 必ず理由があります。なぜ良くなったかが説明できます。説明がつかないことはありません。 もし音が良くなった理由がわからないときはそれは自分の勉強不足か経験不足か考察不足です。 だからこそそういった経験を蓄積してどんどん良い音を出せるようになれるのですし どこをどうしたらどうなると言うことが言えるようになるのです。


 





実際のコンサートホールの音と冷静に比較してみると・・・


 第1回と第3回でも述べていますがはたして本当に最高のセッティングをしたオーディオ装置の音は 実際のコンサートホールの音響を明らかに上まわるものでしょうか? 答えはイエスです。
 総合的に音響を比較するとつまりいろいろなポイントで採点を行うと完璧にセッティングした オーディオ装置が実際のコンサートホール(少なくともすべての日本の良い音のするという 評判のホール)より優れた音を聞かせてくれます。実際のコンサートホールが完璧なセッティングの オーディオより優れているポイントはホール全体の響きを聴きやすいということのみであり これもS席の中の最高の席なら優れていると言えるくらいでしょう。
 純粋主義者(こういった呼び方が良いかどうかは分からない)は実際のホールの音が最高の 音響でありオーディオはその再現を目指すべきもので実際を越えることはありえないと考 えているようですがそれが正しくないことは第1回で述べたとうりです。もちろんこれには 好みの問題もありホールの音響の価値を否定するものではありませんが

 既に20世紀の最後の数年でオーディオ装置の音は実際のホールの音響を完全に超えました。 そうと信じられない方は認識不足でしょう。実際にオーディオ装置の音を聞いてみるのが 一番良いと思います。しかしながら現実的な話オーディオショップに聴きに行ったとしても それを確かめることはまず不可能です。オーディオショップで私が前回までに述べたような 完璧なセッティングをして音を聞かせてくれるところは日本全国広しといえども ほとんどないといえるでしょう。最終的には自分で自分のオーディオルームで 試行錯誤しながらホールの音響を超える努力をしていくしかないようです。

必死にならなくても良い趣味

 オーディオ趣味は手抜きのできる趣味です。手抜きと言うと あまり良いイメージがありませんがいつも一生懸命頑張る必要がないという意味です。 音楽を聴くとき皆さんはどのように聴いていますか。最初から最後まで 一音も聴き逃さないよう緊張して真剣に聴いている人もいるでしょうが私は ほとんどの場合音響に身を任かせている感じで聴いています。たまには 真剣に演奏そのものや曲想に耳をそばだてることもありますがいつも最初から 最後まで真剣に聴く必要はないと思います。これはコンサートでも同じです。真剣に聴き込むときもありま
すがなんとなく音響に身をゆだねていて気付いたら うとうとしていたという時も結構あります。これは良いことだと思います。 音楽を聴いて気持ちよくなって軽い居眠りをするのは自然なことであり 音楽の健康に良いところでもあります。コンサートだからといって誰もが常に 真剣に演奏と対峙しつづけなければならないとは思いません。もちろんいびきをかくような人は 困りますが音楽は本来気楽に楽しんでよいものです。

 





小さいスピーカーでクラシックを楽しむには?〜小さいスピーカーでは、オーケストラは無理?

 最近、私はメインのオーケストラ専用の大型オーディオシステムとは別の部屋に室内楽やピアノ 音楽用の小さいオーディオシステムを追加いたしました。小さいシステムとはメインの大型 モニタースピーカーメーカーの同じシリーズの小さいスピーカーにそれなりのアンプなどを 加えたものですがこれがなかなかうまくいきません。
 小型システムは当然のごとく大型スピーカーと比べるとスケールや迫力は低下しますが 問題はそれだけではありません。小型システム特有のいろいろな問題すなわち構造上どうしても 低音域が不足すること逆に高音域ばかりが目立つ再生音となりやすいことそのため解像度は 高いが何かしら神経質な再生音となりやすいこと低音域をアンプのトーンコントロールで 増強しても音のスピードがそろわず位相のずれを感じてしまうことこれはアンプの問題も ありますが最近の音のスピードの速い音の良く締まったアンプを使用すると逆に音場が しまりすぎてつまらない音響となりやすいことなどでしょう。大型システムのセッティングと 同じように十分な調整をしていかないと満足できる音響は得られません。
 スピーカーを好みのもので決めたらこれまた当然のごとくアンプの選択が最も重要になって きますが、小型スピーカーですから小型のアンプでも良いのですが最新の音の引き締まった 周波数特性の優れた音のスピードの速いアンプが良いかと言うとそうでもありません。 小型システムで一番重要な再生ポイントは迫力や解像度ではなく如何に演奏空間が自然に 心地良く再生されるかつまり小さいながらも心地良い音場感が再生されることです。 クラッシック音楽がおおらかに自然に鳴るものであることこれが小型システムの一番の ポイントであると私は思います。解像度が高く迫力のある再生音が得られても何かしら神経質で とげとげした音ならば楽しめませんしイライラするだけです。
 小型スピーカーシステムには最新の高性能なアンプよりはむしろ真空管やOTL回路の古典的な アンプの方がマッチングが良いかもしれません。これらのアンプを使用すると音が自然に広がり 特に低域は明らかに緩くなりますがその方がクラッシック音楽を自然に楽しめます。これは 今まで述べてきた大型システムのセッティングとは全く異なる考え方ではありません。大型 システムでもある程度は低域を緩めにセッティングした方がクラッシック音楽の再生には良いこと が多いようです。
 今回小型システムを導入して大型システムとのセッティングの違いとともにオーディオは特に クラッシック音楽のオーディオのセッティングは簡単ではないこと評判の良い製品を買って きてつないだだけではちっとも良い音はしないことを改めて認識させられました。
 現行の大型モニタースピーカーについても振り返ればセッティングに何百時間もかけていますし いろいろな試行錯誤と研究を行っています。今回普段は全く聴かない室内楽やピアノ音楽を大型 モニターで再生してみて改めて自分のシステムがすべてのクラッシック音楽ソフトを実際のコンサートホール よりもくっきりはっきりした音で自然な美しい響きと共にそしてこれが重要なことですが、素晴らしく 音楽的に再生してくれることを確認しました。(これは自画自賛です!ご了承下さい!)今回導入した 小型システムの完成は当分先のことでしょう。これからいろいろな問題を解決していかないといけないようです。
 一般論としていえることはやはり小型システムではフルオーケストラの再生は無理があること室内楽や ピアノ音楽は逆に良い面もあるということでしょう。小型システムならではの良さを引き出して小さくとも 心地良い音場感や響きの繊細さ弦楽器の音のつや豊穣感を聴きたいものです。

オーディオ再生〜音楽再生に有害な電気機器とは?その対策は?


 オーディオ機器は家庭用の交流電力を壁コンセントから引き込み音楽信号の電力に変換してスピーカ−を駆動する 電気機器です。したがって他の電気機器の影響を無視することは出来ません。明らかに影響するものは高周波を 扱う電機機器です。例えばパソコンプリンターその他のパソコン周辺機器の全てCSチューナーBSデジタルチューナー BSデジタルビデオなどです。
これらの機器の電源ONの状態すなわち使用中は明らかにオーディオの音質は低下します。 具体的には音がなにかしらがさがさする音場がどちらかに流れる低音が出にくい全体として音場が狭くなる ゆとりがなくなるような感じが出現します。これは、電源OFFの状態でも、すなわち、待機中であってもコンセントに プラグが差し込まれた状況ならば同様の症状が大なり小なりあるはずです。
 これらの症状は高周波を使用する機器から電源経由でオーディオ機器の回路に高周波が混入したためでオーディオ 機器に電源ノイズフィルターを使用すれば軽減できますが根本的対策はこれらの高周波使用機器の電源ラインをカット することしかありません。

 もっと突き詰めれば電線の引き込みラインから検討すべきです。一般的な電柱にある柱上トランスが同一の 他の家庭で使用されているこれらの高周波使用機器がすべて確実に影響します。例えば柱上トランスが同じの 隣のうちがパソコンマニアで常時5台のパソコンが稼動しているなどという場合は最悪です。そのような場合 の根本的対策は電源改良装置すなわちレギュレーターの使用しかありません。これらは100Vの家庭用電源からきれいな 高周波の混入していない歪のない交流を作成する装置で現在数社からオーディオ用に発売されています。 また上記以外の例えばインバーターを使用する機器洗濯機やエアコンマグネトロンを使用する電子レンジなども 微妙に影響しますがあまりこだわりすぎると生活できなくなりますので一般的には高周波を使用する機器に限定 してよいでしょう。  ちなみに私の場合は、電源は自宅専用の変電施設内のトランスからのものを使用していますので電源生成装置は 使用せずに高周波使用機器の電源ラインのみカットしてから音楽を聴くという事で対処しています。具体的には これらの高周波機器を手元スイッチつきの延長コード(最近はいろいろの延長コードが発売されています)に接続しておき このスイッチをOFFしてから音楽を聴くという事でこれらの影響を完全に排除しています。
 またわりと最近の問題としてはオーディオ機器そのものの他の機器への影響も取り上げられるべきでしょう。 SACDプレイヤーは1ビット信号であるがゆえにハイサンプリングの信号すなわち高周波を使用します。 SACDプレイヤーを使用しないときは必ず電源をOFFとすべきです。SONYをはじめとするSACDプレイヤーメーカーは いろいろ努力しているようですが残念ながらこの高周波は明らかに他のオーディオ機器に影響します。 これが私が今ひとつSACDプレイヤーを好きになれないところでもあります。

 




 第5回目の今回はおすすめCD&DVDAudio&SACDです。 おすすめポイントはオーディオ的なおすすめポイントである"録音評"と 音楽的なおすすめポイント"演奏評"に分けて述べていきます。 今回は交響曲です。次回は協奏曲およびその他のオーケストラ曲といたします。
 なお、以下の内容は全てクラッシック音楽マニアでありオーディオ評論家である私自身による評論です。ライナーノートやオーディオ雑誌など他の評論家の評価は全く参考にしておりません。
 
評価の基準は以下のとうりです。
 
間違いなく世界最高の録音であり世界最高の演奏であるといえるもの
世界最高水準の録音かつ演奏であるもの

録音または演奏のいずれか一方は世界最高水準に達しているが他方は平均的であるもの
録音および演奏のいずれも平均的であるが参考までに聴いたおいた方が良いと思われるもの






  冒頭でも述べたように、オーディオの世界において、特にハイエンドオーディオの世界においては、21世紀はマルチチャンネルの時代であり、CDの時代は完全に終わったと断言できます。
 CDの時代が終わったという理由は、2チャンネルであるからということではなく、CDのフォーマットそのものに問題があり、オーディオ的に十分満足のいく再生が得られないからです。もっと具体的に述べると、CDは、1980年前後のデジタル技術で作られたフォーマットであって、オーケストラやオルガンを完全に収録するには、基本的に容量不足です。録音〜再生とも、多くのフィルターや変換処置を行わないと自然な滑らかな再生音が得られません。
業務用の代表的なものは、dCSの機器であり、民生用はpioneerならレガートリンクコンバージョン、DENONならアルファプロセッシングでしょう。これらの再生機能は、主として補完と呼ばれるCDの録音時(CD製作時)に切り捨てられた高い周波数領域を類推して付加するものです。対して、DVD-AudioやSACDは、このような処置なしに自然な滑らかな再生音が得られます。
 DVD-AudioやSACD-Multiは、周波数特性、ダイナミックレンジ、ひずみ感、音の滑らかさ〜自然さにおいて、CDとは比較の対象ではありません。DVD-AudioとSACDは、マルチチャンネルソフト以外に2チャンネルソフトもあり、当然2チャンネル再生も可能ですが、もともとはマルチチャンネルを前提として開発されたものです。これらのフォーマットでマルチと2チャンネルを比較検討すれば、違いは一目瞭然、完璧なセッティングのマルチチャンネルの音を聴けば、もう2チャンネルは完全に不要なものであることがわかるでしょう。
 マルチチャンネルの決定的アドバンテージは、空間の再現性でしょう。2チャンネルでも完璧にセッティングすれば、空間の奥行きや広がりは、実際のコンサートホール以上に再現可能ですが、完璧にセッティングしたマルチチャンネルは、一般的に音響が良いと言われているサントリーホールなどと比べても、明らかに数段上(個人的には10倍以上かと考えている)をいく素晴らしい音響が再現できます。マルチチャンネルと比較すれば、2チャンネルは所詮、額縁の中の絵あるいは写真のような気が致します。
 マルチチャンネルのセッティングは、後でも述べているように、基本的に難しいものではありませんが、2チャンネル同様、追い込めば追い込むほど、素晴らしい大音響が得られます。私のメインオーディオルームでは、2003年4月をもって、CD再生を完全に終了し、また、2チャンネル再生も同時に完全に終了して、入り口にそれらを宣言した文書を掲示しております。
 アナログレコードからCDへの変革のときにそうであったように、CDで十分良い音が得られているのに、SACDなんて、必要なのだろうとか、2チャンネルで十分良い音響が得られているのに、マルチチャンネルなんて、本当に必要なものだろうか、とかいうような未練がましい考え方はスパッと捨てて、新しい世界に飛び込んでいきたいものです。


フロントスピーカーの完璧なセッティングができて初めて、マルチをやる資格があると心得ることです。この段階では、マルチのソフトは使用せず、2チャンネルソフトのみで徹底的に追い込むことに致しましょう。ITU―Rの指定のように、左右のスピーカーをリスニングポイントから見て60度の間隔に置く必要はなく、前述のスピーカーのセッティングの項の様に、50度から55度くらいが自然なステレオイメージが得られると考えてください。


センタースピーカーは、フロントスピーカー2台と干渉しないよう、リアスピーカーは、フロント3台と干渉しないよう、少しずつ場所や向きを変えて徹底的に検討することが重要です。センタースピーカーは主として中高音域の干渉、リアスピーカーは主として低音域の干渉です。リアスピーカーは、ITU―Rの指定の位置がベストですが、不可能なら多少前でも後ろでも問題ありません。ただし、リスニングポイントからの距離は、デジタルプリアンプが使用できないのなら、必ずフロントと等距離でなくてはなりません。ここからマルチチャンネルソフトを使用しますが、いきなりセンタースピーカーとリアスピーカー3台を加えるのではなく、リア2台のみ、あるいはセンター1台から順に追加してセッティングを始める方が、結果的に早くセッティングできることが多いと思います。


左右のフロントスピーカーとセンタースピーカーの距離、左右のフロントとリアスピーカーの距離、およびリアスピーカーのセンターからの距離を合わせることです。リスニングポイントからの距離(合計5箇所、ただし、デジタルプリアンプを使用する場合は、リアスピーカーとセンタースピーカーはフロントと等距離におく必要はない) を1ミリ以内の誤差で合わせることがとても大切です。5ミリ狂っていたら、完全な失敗であるといえましょう。最低でも2ミリ以内でしょう。マルチチャンネルのセッティングは、基本的に簡単ですが、厳密にやらないと、本来の素晴らしさは半減してしまうものです。


バッフルの垂直面の延長線が交差するポイントがリスニングポイントの後ろとなるよう、すなわちスピーカーを若干外振りとすること、後ろを振り返って見ると、リアスピーカーが若干外振りとなるようにすること。このセッティングが、オーケストラを前方に定位させ、リアのサラウンドを意識せずに大音響を心ゆくまで楽しむ最大のコツと言えます。オルガン曲でもこのセッティングでO.K.です。クラッシックは、基本的にこのセッティングがベストと言えます。


ここまで至るには、通常で最低30時間以上かかると心得ることでしょうか。私は、いろいろな実験や試行錯誤も含めると、300時間ぐらいかけたような気がします。

 



 大変長らくお待たせ致しました。やっと出来ました。今回は、全てマルチチャンネルのおすすめDVD&SACDソフトです。
 第6回と同様に、オーディオ的おすすめポイント“録音評”と音楽的おすすめポイント“演奏評”に分けて述べていきます。曲種につきましては、交響曲およびオーケストラ曲、協奏曲および室内楽曲、
それから器楽曲としてオルガン曲、BGV的な音楽の4分類としました。
 特に3番目の“オルガン曲”につきましては、私はマルチチャンネルでしか再生できない‾2チャンネルステレオでは再現できない音楽と考えておりますので、是非じっくり聴いていただきたいものです。
 録音表、演奏評とも、全て私のオリジナルであり、他の評論家の評価は全く参考にしておりません。これらにつきましては、“オーディオ評論家”&“クラッシック音楽マニア”として、十分に時間をかけて吟味したものであり、100%正当なものであると断言いたします。

評価の基準につきましては、第6回と同様です。
 
間違いなく世界最高の録音であり世界最高の演奏であるといえるもの
世界最高水準の録音かつ演奏であるもの

録音または演奏のいずれか一方は世界最高水準に達しているが他方は平均的であるもの
録音および演奏のいずれも平均的であるが参考までに聴いたおいた方が良いと思われるもの




“良い音”の5つの条件

 良い音の条件を挙げるのは、はじめにも書きましたように大変難しいものです。
しかしながら、以下の5つの要素が常に存在することを頭に入れておきましょう。まず、1つめは演奏者の問題、次が録音の問題、3番目が再生装置の選択の問題、4番目が再生装置のセッティングの問題、最後が聴く人〜すなわちあなた自身の問題です。

 1番はじめの演奏者の問題とは、簡単に言えば“良い音を出しているかどうか”ということです。音楽的に良い演奏ならば、必ず良い音であるといって間違いありません。逆に、良い音ならば、音楽的に優れているとは限りませんが、(逆は、必ずしも真ならず) これに対し、良い音でなければ、音楽的に優れていることはありません。(対遇は、かならず真) そもそも、演奏者が音楽的に問題があり、良い音を出していないのなら、すなわち良い演奏でなければ、再生装置をいくらがんばったところで良い音がするはずがありませんから、そのようなディスクでオーディオを追求することは、意味がないといえましょう。

 2番目の良い録音については、一般の方は、なかなか判断が難しいかもしれません。良い録音かどうかの判断には、それなりの音楽経験とオーディオ経験と素質も含めた耳の素養の3つが必要と思われます。全てのディスクについて、はじめの1‾2分間を聴いて、すぐに良い録音かどうかが判定できない人は、もっとたくさんのディスク〜ここにあげられているような優れた録音のディスクを聴いて、耳を鍛える必要があるでしょう。私は、少なくともクラッシックのすべての録音物については、はじめの1‾2分間で完全に評価が出来ます。

 3番目の再生装置の選択の問題と4番目の再生装置のセッティングの問題については、この趣味のページで、延々と述べていますので、各項を参照してください。

 5番目の聴く人自身の問題は、一番難しい問題かもしれません。一番のポイントは聴覚の個人差でしょう。簡単に言えば、人によって、低音、高音などの聞こえ方が異なるということです。また、意外と問題があるのは左右差でしょう。人間の顔は、まず左右対称な人はいません。耳の形も左右で異なることがほとんどです。音は耳で反射して、外耳道を伝わって鼓膜を振動させますので、耳の形が異なれば当然聞こえ方も異なります。自分の耳の特性を知ることが必要でしょう。たとえば、右が若干高音が聞こえやすいとか、2チャンネルのセンター位置は多少顔を左に向けたときであるとか、右の耳はリアのサラウンドを拾いやすいとか、いろいろな症状がありえます。私の場合は、あまり左右差がないようですが、厳密には左が多少高音域の感度が高いようです。





第9回は2005年(予定)にお送りします。お楽しみに!

最後に・・・
 以上で私のノウハウを公開するページをひとまず終わりにします。 上記がノウハウの全てではありませんが重要な事柄はほとんど全て述べたと思います。 今後は徐々に新しい内容を追加していきたいと思います。
 以上の内容は私の長年の研究によるものですがオーディオもクラッシック音楽も趣味の ものであり絶対の真理というものは存在しません。またそれらは時代とともに変わって いくはずです。上記の内容には自信を持っておりますが未来永劫に不変の真理とまでは思いません。 これらに対する反論や意見に対し私は今後とも議論していくつもりはありません。 また当趣味のページを参考にして万一生じた不利益の責任も一切負えません。
 おかげさまで当趣味のページは病気の解説などの本論よりもずっと好評で 改定更新を心待ちにされている方も何人かいらっしゃるようです。ありがたいことです。 このページの内容に興味を持たれまた多少なりとも共感を覚える方とは機会がありましたら お話できれば幸いです。将来的にはそのようなコーナーも考えております。
 最後にこのページを参考にされればきっと素晴らしいオーケストラサウンドが 再生できるはずです。もしそのサウンドに何か気に入らないところがあれば 読み返してみてください。きっとどこかの行間から参考になるところが見つかるはずです。 そしてそれを極めた「あかつき」にはそのサウンドは優れたコンサートホールのそれよりも 「明らかに優れたもの」となっていることでしょう。ご健闘をお祈りします!!
 それでは続きをお楽しみに!!!


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著作  もみの木医院長 川口幸夫