|
|
これらのプレイヤーもセッティングのノウハウと言えるものは、あまりありません。
セッティングよりも、その選択の方が重要です。
しいてあげれば、振動を受けないところに配置すること、足回りのチューニング、適当な インシュレータなどの使用に尽きましょう。デジタル接続でデジタルプリアンプに接続する
場合でも、振動対策はきわめて重要です。振動対策を完璧に行えば、明らかに音が変わります。 音場が深く、そして広くなり、空間が見えるようになります。
|
|
DVDAudioプレイヤーでは、オーディオ再生優先に各パラメーターを設定することは当然、 重要なことです。なお、プレイヤーのDVDVideoの設定(5台のスピーカーの大きさ、位置など
の入力)は、DVDAudioとは直接関係ないもので、設定する必要はありません。これらは、 今のところはデジタルプリアンプで設定することになっています。
SACDマルチプレイヤーは、DVD-Audioプレイヤーと違って、スピーカーの距離や音量の設定がありません。これらは、プリアンプで設定しなければいけませんが、アナログプリアンプでは、位相のコントロールが不可能ですから、もし、このようなスピーカーコンフィギュレイションが必要なら、必ず、デジタルプリアンプを使用することになります。
これらの最新デジタルオーディオの性能は、趣味のページの冒頭でも触れたように、 アナログかデジタルかといった問題に完全に終止符を打つものです。私はCDが出て
からずっとCDを擁護する立場にありましたが、CDの音質については第2回に触れて いるように初期は決して満足といえるものではありませんでした。しかし、これら
最新オーディオフォーマットの性能は、アナログレコードなど全く比較する意味が ないと断言できるほど、はるか上のほうにあるといえるものでしょう。
DVDAudioもSACDも、それぞれ微妙に空間の描写性能は異なりますが、音の鮮明さ、 エネルギー感、楽器の定位、間接音の再現性、歪の無さ、位相の正確さ、周波数特性、
その他全てのオーディオ性能は、CDの比ではなく、もちろんアナログレコードは比較する 対象ではありません。
できるだけ早い時期に、今までの優れたCDのすべてが、DVDAudioかSACDで再発売 されることを祈りたいものです。
|
|
|
|