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骨粗しょう症は、骨のカルシウム分が減って発症する病気です。この病気は、男性、女性とも、
加齢に従い発症してくるわけですが、女性は特に、生理が消失したとき、すなわち閉経以後、 急に進行します。女性の場合は特に、残念ながら、日頃から、どんなにカルシウムを多く摂取していても
、必ず発症してきます。放置すると骨折しやすくなり、骨折が原因で寝たきりとなることも少なくは 有りません。何より、慢性の腰痛で苦しむ患者さんが多いようです。診断は腰椎のレントゲン撮影で
可能です。
超音波による骨量測定を行っている病院もありますが、これは必ずしも正確ではなく、 必須の検査とはいえません。
治療は、カルシウムを多く摂取すること、カルシウムの摂取にはビタミンD が必要なことから、活性型ビタミンDの内服薬を飲むこと、骨を強くするホルモンであるPTHの注射を
行うことなどです。症状や年齢、性別を考慮して、治療を組み合わせていきます。
腰痛がひどい場合は、前述のPTHの注射を週2回、合計5から6回繰り返せば、痛みはほぼ消失します。 |
以上の内容は、一般的診療について述べたもので、個々の患者さんに
全ての内容が当てはまるとは限りません。
当院では、それぞれの患者さんに合わせた、検査や治療を行っております。 |
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